SharePoint|既存のExcelからリストを作成する

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既存のExcelからリストを作成することができる

SharePointにはリスト(List)という機能があります。Excelの様に縦横の仕切りで情報を管理するツールです。

Aさん

ExcelをアップロードするとSharePointのリストになると聞きました。
もし本当であれば大幅に工数を削減できますね。

Plat(プラット)

本当ですよ。既存のExcelをアップロードするとリストになります。
ただしある程度情報が整頓されたデータであることが望ましいです。

既存のExcelを使えばリストをつくる事自体はできそうですね。しかし問題もありそうです。

Excelの段階で持っている情報にある程度の規則性があった方が良いとPlatさんは言っています。

この点をふまえて以降でExcelをアップロードする方法を解説していきます。

関連記事

SharePointの環境を画像とURLを使って説明しています。

SharePointでチームサイトを作る方法を説明します。

ExcelVBAを使ってSharePointリスト内のドキュメントに格納されたExcelにアクセスしています。

関連書籍

SharePointは非常に奥が深いアプリケーションです。

どんな本でも良いので1冊しっかり読んでいただくことをおすすめします。

目次(リンク機能付き)

SharePointとは

こちらの記事でSharePointの環境について解説しています。SharePointを理解することができます。

SharePointとは

リスト(List)とは

リストについてはこちらの記事で紹介しています。(記事内のリンク先に直接アクセスできます)

Listとは

参考:Microsoft Lists

Microsoft365の中にあるListsについて解説しておきます。

Listsはリストを起点にしたアプリです。自分がアクセス可能なリストを一覧で見ることができます。

ListsのTOP画面
Lists起点で操作することでSharepointサイトを経由することなくリストにアクセスすることができます

SharePoint、Listsの双方で見えているデータは同じものを見ています。

SharePointとListsの関係

使い分けの例です。こんな時はListsが役に立ちます。

探しているリストがどのチームサイトにあるのか分からない時はListsで開くことをおすすめします

使い分けのポイント
  • SharePointサイトのリスト ・・・ チームサイトを起点に閲覧
  • Listsのリスト ・・・ ユーザーを起点に閲覧

Excelを使ってリストを作成する

実際にSharePointにExcelをアップロードする方法でリストを作成していきます。

3つのステップに分けて作業を進めます。

  • Excelを用意する
  • SharePointにアップロードする
  • 各列の型を決める

1_Excelを用意する

リストのもとになるExcelデータを用意しますポイントは2つです。

  1. 列ごとに規則性のある情報を用意する
  2. テーブルとしてデータを用意する

1つずつ解説していきます。

列ごとに規則性のある情報を用意する

一般的にExcelはデータベースの考え方でデータを持ってくださいと言われています。

データベースの考え方・・・と言われてすぐ分かる人は良いのですが分からない方もいますね。

そこでデータベースの考え方に沿った仕様を提示しますのでご自身の作成するデータと比較してみてください。

  • 1セル1データ ・・・ 1つのセルは1つの情報にしましょう
  • 数値と文字列の使い分け ・・・ 列ごとに文字or数値などデータ型を決める必要があります
  • セル結合はNG ・・・ 1セル1データと重複しますがセル結合があるとリストに変換できません

こちらに用意してある情報をもとにExcelを用意するとスムーズにリストを作成することができます。

総務省からリリースされている資料です
Aさん

色々なことを考えてデータを用意する必要がありそうですね・・・

Plat(プラット)

Excelのデータを印刷して紙で仕事をしている人は注意です。
レイアウトをスペースで調整するなど問題のある使い方をしています。

テーブルとしてデータを用意する

SharePointのリストにデータを受け渡す為にデータをテーブルにしておく必要があります。

データは最終的にテーブルにしてから保存してください

今回私がExcelに用意したデータはこちらです。

スクロールできます
nolastnamefirstnamelastname-kanafirstname-kanagendertel1tel2tel3yearmonthday
1井手節子イデセツコ08882968391198097
2武内悠晴タケウチユウセイ095250267221996215
3篠田シノダタケシ097961302331984127
4根岸公平ネギシコウヘイ026769591041991122
5五味奈美江ゴミナミエ0660695422519671125
6大田佳司オオタケイシ096559318861999115
7武井紗希タケイサキ09551526177197286
8北沢柚月キタザワユヅキ0166005155819661029
9桜田涼太サクラダリョウタ07754399199198091
10倉田博明クラタヒロアキ032286763011968617

続いて各列の型です。SharePointにデータをアップロードした際に選択することになります。

よって先に型を想定して各列のデータを用意しています。(Excelの中で指定するものではないです)

番号列名自身が想定している型
1no数値
2lastname1行テキスト(文字列)
3firstname1行テキスト(文字列)
4lastname-kana1行テキスト(文字列)
5firstname-kana1行テキスト(文字列)
6gender1行テキスト(文字列)
7tel11行テキスト(文字列)
8tel21行テキスト(文字列)
9tel31行テキスト(文字列)
10year1行テキスト(文字列)
11month1行テキスト(文字列)
12day1行テキスト(文字列)

テーブルの作り方が分からない方はボタンをクリックしてください。リンク先に動画が用意されています。

質問いただきました
データ型を示したテーブルの7~12番は数値の方が良い気がしています。
なぜ1行テキスト(文字列)なのですか?

ひと言で表すと「後の作業でデータを扱いやすくする為」です。

電話番号は先頭がゼロの可能性が非常に高いです。

数値だとゼロが消えてしまう為文字列として情報を認識しておく必要があります。

加えて電話番号はハイフン等文字列と一緒に表示させることがあります。

全て文字列の方が値の結合がスムーズなるのであえて文字列で持つようにしています。

日付も同じですね。スラッシュなどと合わせて表示させるので文字列の方が都合が良いです。

日付は日付としてもった方が楽なのでは・・・など色々な意見もありますので決まった正解はありません。

最終的には使い方次第なので一概には言えませんが今回は「no」列以外は全て文字列で用意することにします。

テーブルを用意する様子
テーブル名を変更
デフォルト値ではなくテーブル名を自分で付与してください

テーブル作成にあたり注意する点は2点です。

  • 列名は英数 ・・・ SharePointの仕様で漢字やひらがな等を使うと後々面倒が増えます
  • テーブル作成後テーブル名を付与 ・・・ 取り回しをよくする為

列名の件詳細知りたい方はこちらをご覧ください。(Microsoftコミュニティへのリンク

2_SharePointにアップロードする

ここからはSharePointを使ってExcelをアップロードする方法を画像を使って解説していきます。

チームサイトのTOP画面でリストの新規作成を指示

画像の様に要素を選択してください。

SharePointのTOP画面からの作業フロー

ファイルのアップロードの後はダイアログボックスが表示されます。先ほど用意したExcelを選択しましょう。

3_各列の型を決める

最後に各列の型を決めます。

ここは最初に元データのExcelを作った時に想定した型を指定する様にしましょう。

今回はlastname列をタイトル列に設定。作業が終わったら「次へ」ボタンをクリック。

列の属性を変更
タイトル列とは?

このリストの主キーとなる列です。必須なのでどこかの列に設定する必要があります。

仕様としては「1行テキスト」です。よって文字列であるlastnameに採用しています。

名前を変更したい時は名前を任意の名前に書き換えてください。

続いて「サイトナビゲーションに表示」のチェックを外します。最後に「作成」ボタンをクリック。

サイトナビのチェックを外す

これでリストが表示されます。

タイトル列が左にきてしまうので列を選択しドラッグアンドドロップでもとに戻してください。

列の入れ替え

これで既存のExcelからリストを作成することができました。お疲れ様でした。

Aさん

できました。やってみたらそんなに難しい作業ではなかったです。

Plat(プラット)

ポイントはExcelの作り方ですね。
質の良いExcelが出来ていれば後の作業は簡単です。

まとめ

既存のExcelからリストを作成してみました。

SharePointのリストは手打ちで作成する事もできますがExcelなどのデータをアップロードした方が効率的です。

Excelのアップロードという機能をうまく使ってコスパ良く仕事をこなせるように考えてみてください。

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